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職場での絶対的立場

2021.01.22

私は長年、病院という組織で生きてきた。

ほとんどの皆さんは組織に属しているのではないだろうか。

「もっとこういう方がいいのでは?」

「上の人間は自分を大切にしてくれない!」

怒りという感情を持ったことがあるは私だけではないだろう。

                  

そんな時に、皆さんはどう対処していますか?

直接上司に怒りにまかせて直談判。

言っても聞いてもらえないから不満を友達にぶちまける。

悶々と一人で考える。

それぞれが対処しているだろう。

ただし、どれも解決にはほぼ結びつかないだろう。

 

では、自分の考えを通すにはどうしたらよいのだろうか。

それは、組織にいる以上、組織の中での絶対的立場を得ることしかない。

自分に置き換えて考えてみよう。

あなたは、だれの言うことなら耳を傾けますか?

尊敬している人、好きな人、上司?

そう、人間は自分がこの人の意見なら聞いてみようと思う人の意見しか聞かないのだ。

それ以外の人から言われても、聞いたとしても行動には移らない。

ということは、あなたの意見なら聞こうというあなたでなければ

あなたの意見は永遠に反映されないのだ。

自分はこの組織のために一生懸命やっている!というのはあなたの思いだけ。

 

組織では自分の意見が通るまで相当な時間がかかる。

そして、自分の意見が通らない!と思ったら、絶対的立場を確保するしかないのだ。

 

私はそう思い、師長まで上がった。

少しは聞いてくれることも増えた。

しかし、師長という立場でも絶対的立場ではなかった。それに、部長という立場でも絶対的ではないということが見えたから組織を離れた。

 

自分の意見を通したい!と思ったら、まずは相手に聞いてもらえる自分になることだ。

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