Columnお知らせ

Column

想像力の欠如

2021.01.18

「新型コロナウイルス感染症」

そろそろ1年が経った

日本では旅客船から始まったこの状況。

記憶にも新しい、志村けんさんの死。

そして緊急事態宣言と給付金10万円。

第1波、2波、そして現在は第3波の真っただ中。

医療、経済の崩壊が叫ばれている。

年末には、首相含め王さん、みのさんたちの会食。

そんな中での2回目の緊急事態宣言。

そんな中での「五輪に不安なし」という重鎮の発言。

若者は「自分は感染しても軽症だから!」と自由に動く。

年配者は自由に動く若者を批判する。

首相は「一律に5人以上の会食がいけないと言っているわけではない」という。


皆さんはこれまでをどのように感じてきただろうか。

やはり人間という生き物は、自分の価値観の中で行動する。

若者の価値観、年配者の価値観、政界の価値観。

 

どれも間違っていないのではないと思う。

だって、自分の価値観を誰かが否定する権利はないのだから。

 

でも、1つだけ大切なことがあると思う。

それは、すべての人たちの命。

 

自分は1人暮らしで感染させる家族はいないかもしれない。

でも、一緒に飲んだ大切な友達には同居に家族がいるかもしれない。

自分は家に籠って年金暮らしをすればいいかもしれない。

でも、若者が飲みに行くことで、倒産を免れる人がいるかもしれない。

自分は特別な存在だから、多少の多めの人数で会食してもいいのかもしれない。

でも、そのニュースをみて落胆し、この国に絶望する人がいるかもしれない。

 

感染も倒産も絶望もすべて死へのトリガーとなりうるのだ。

 

今必要なことは、“想像力”ではないだろうか。

カテゴリ