令和元年10月14日に第16回長野県褥瘡懇話会が茅野市民館にて行われました。
前日までの台風の災害により開催を危ぶみましたが、世話人の皆さんと相談し開催いたしました。
一般演題は、10題の発表があり、世話人の皆さんからも『レベルが上がってきた』という声が多く聞かれました。長野県の医療従事者の褥瘡の対する意識の高さを感じ、とてもうれしく、刺激になりました。
特別講演では、長野県の誇りである、サッカーJ1松本山雅FCのアンバサダー、鐵戸裕史様(写真中央)に『チーム強化をどのように行ってきたか』という内容でお話いただきました。サッカーと医療は全く違う分野ではありますが、チームをレベルアップさせるという点では共通点があります。講演の中で、鐵戸様は褥瘡について勉強されお話いただきました。今年もあとわずか。J1残留を目指し、チーム一丸となってがんばってほしいと思い、心から応援しています。
シンポジウムでは、長野県の褥瘡懇話会の立ち上げから携わられてきた3名の先生に未来予想をしていただきました。諏訪赤十字病院の副院長であります久島英雄先生は、褥瘡懇話会を立ち上げる時、『自分が動かなければ長野県は取り残される』という気持ちだったという話をされました。すごいですよね。その他、浅間南麓こもろ医療センターの斎藤由香看護師長様、飯田市訪問看護ステーションの理学療法士近藤龍雄様から、2025問題に対してどのように自分たちが動いていくべきなのかというお話をいただきました。これからの未来、どうなっていきくか・・。楽しみであり不安でもあり。
第16回長野県褥瘡懇話会の会長として、不手際も多くご迷惑をお掛けしたこともあったと思います。多くの方々の支援、協力をいただき無事終了することができたことに感謝申し上げます。
最後に、台風19号では県内でも多くの被害がありました。県内では5名の尊い命が奪われました。ご冥福をお祈りいたします。今回の褥瘡懇話会に参加を楽しみにされていた方々も、被災されたというお話を聞きました。謹んでお見舞い申し上げます。